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理科の教科書の学年分冊について

2010 年 11 月 10 日

平成24年度から中学理科の教科書が学年分冊に変更されます

その経緯は以下の通りです。

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平成10年12月告示の,平成14年4月1日から試行されている現行の学習指導要領では,次のように記されています。

?今回,内容の取扱いの順序については,各学年ごとに取り扱う標準的な項目を示すことはしないで,内容の(1)から(7)までをこの順序で取り扱うこととし,3学年を通して,各分野におよそ同程度の授業時数を配当することとした。

ここでいう(1)から(7)とは,次のことを言っています。

1分野 (1) 身近な物理現象,(2) 身の回りの物質,(3) 電流とその利用,(4) 化学変化と原子,分子
     (5) 運動の規則性,(6) 物質と化学変化の利用,(7) 科学技術と人間

2分野 (1) 植物の生活と種類,(2) 大地の変化,(3) 動物の生活と種類,(4) 天気とその変化
     (5) 生物の細胞と生殖,(6) 地球と宇宙,(7) 自然と人間

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つまり,「(1)から(7)について,どの学年でどこを学習するかの規制はしないが,1分野と2分野それぞれについて(1)から(7)をこの順序で取り扱うこと」と言っています。

言いかえれば,それを守れば,(1)から(7)をどの学年で学習するかは,各学校の裁量に任せられていました。

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対して,平成20年9月告示の,平成24年4月1日から試行される新学習指導要領では,次のように記されています。

今回,内容の取扱いの順序については,内容の系統性に配慮しつつ地域の特性などを生かした学習ができるように,各学年ごとに取り扱う標準的な項目を示すこととし,各学年において,年間を通して,各分野におよそ同程度の授業時数を配当することとした。

つまり,「各学年で取り扱う内容を決めた」と言っています。

また,学習順序の取り扱いの規制がなくなりましたので,各学年においてどの内容をいつ学習するかは,各学校の裁量に任せられることとなりました。

この新学習指導要領を踏まえて,教科用図書検定調査審議会は,平成20年12月25日の「教科書の改善について」という報告書の中で,次のように述べています。

(中学校理科の分冊形態)
◇ 現在の中学校理科の教科書の分冊形態については,学習する内容が第1分野及び第2分野に分けられていることに対応した分冊の形態となっているが,新しい学習指導要領においては,学年ごとの学習内容が示されたことから,教科書の分冊形態を学年ごとの分冊となるようにする必要がある。

つまり,平成24年度から使用される中学理科の教科書は,現在の「1分野上下・2分野上下の4分冊」ではなく,「1年・2年・3年の3分冊」に変更されることとなりました。

また,学習順序の規制がなくなったことで,教科書内で扱う学習順序が自由になりました。このことから,新教科書では,教科書会社ごとに掲載する順序が異なることが予想されるうえ,各学校での学習順序も千差万別になることが予想されます。

好学出版編集部 理科担当 藤原

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カテゴリー: 教育ニュース

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