我らが神楽坂。
神楽坂でいつも飲んでるんだから、次はカメラを持って行ってね、という声に応えて、久しぶりにカメラを手に、神楽坂に出陣することになりました。
坂下から神楽坂を上る。坂を上りきったところを左に入った、お稲荷さんの横にそこがあるんです。
何があるかって。
神楽坂と言えば、お姉さんがたを思い浮かべますが、そのお姉さん方を取り仕切っている所があるんです。
神楽坂を取り仕切る場所とは
こじんまりひっそりしていて中はどうなっているのかよくわかりませんが、玄関には確かに見番の表札が。
そうです。ここが神楽坂の中心、神楽坂を取り仕切る場所 見番なのです。
二階は稽古場になっているとの話ですが、、、、。誰もいない。我々が出陣するころに、稽古場にいるわけないか。
日本人が愛すべき坂
見番の前の細い路地を入ると、そこには情緒たっぷりの石畳が続きます。
この路地は、日本人なら誰もがほっとするような雰囲気を持った場所です。
芸者小道と呼ばれていたこの石畳、神楽坂を舞台にしたドラマのオープニングで、黒木メイサがりんごを転がしたことから、今はりんご坂という名前がついてるとか。
神楽坂の有名店
というわけで、今回はこのりんご坂の途中にあるうどんすきのお店に入りました。
このお店、神楽坂ではとっても有名で、創業50年近くにもなるんです。
お琴のBGMが流れる店は、私たちのような神楽坂にふさわしい上品な客でいっぱいです。
メインディッシュ うどんすきの登場
着物姿の仲居さんのお酌で、小さなビールグラスで冷えたビールをグビッといきながら、前菜、お刺身、焼きもの、煮ものとお腹も一杯になったころに、ジャーン、、、。
ドーン、、、。大なべ登場。
そうです。ここでメインディッシュ うどんすきの登場です。
うどんすき って、関東では聞きなれない鍋だと思いますが、関西では有名で、専門のチェーン店もあるほどの庶民の味。
ここのうどんすきの特徴は、工場から毎日届けられる、ぶっとい、ごっついうどん。
割り箸を裂かずに3膳そろえたくらいの幅と太さのあるごっついうどんは、迫力満点。だから、するするっとすすることができないんです。5センチずつ、お口の中にもぐもぐもぐ。
でも、だしがしみこんだうどんは本当においしい。うどんを5本くらい食べたところで、お腹満タン。でもせっかくだから、うどんをもう一本いこか。
こんな具合に、鍋一杯を完食したのでした。
蒸し暑い梅雨時に、冷房のよくきいた静かな部屋で、和服の仲居さんが注ぐ、冷たいビール。仕上げに夏ばて解消のうどん。
本当に神楽坂はいいなあ、とつくづく思いながら、退陣したのでした。
ふううっ、満足、満足、満腹。
以上、神楽坂でうどんすきを食べる の巻きでした。